2004年 08月 12日
モロッコ紀行その11 カサブランカ |
モロッコ紀行―11 三上光敏(mikami-teru@hi-ho.ne.jp)
カサブランカ
マラケシュからカサブランカまで約300kmは鉄道で移動。対面6人がけのコンパートメントの車窓には緑豊かな畑が一面に広がり、ところどころで収穫作業なのか30人ぐらいの女性が一列になって腰を曲げている。羊の放牧も見える。のどかだ。平和を感じる。
カサブランカは「白い家」を意味するスペイン語が語源だ。白い大輪のゆりにもカサブランカという名のものがあるがこの地名となにか関係があるのだろうか。
カサブランカは大西洋に面した港町として発展し、交易の基地としての存在意義が高かったがマラケシュやフェズに見られるような歴史的な意義はそれほど高くないようだ。
フランス支配下の時に一気に近代化されたためか新市街はフランス色が濃く、高層建築が立ち並び車があふれる町を見ているとここがモロッコか?と感じる。
カサブランカと聞いて反射的に思い浮かべるのはアメリカ映画「カサブランカ」だ。1940年代はじめにハリウッドで作られた名画だが今DVDの鮮明な画像で観ると全編セット撮影で現地ロケなしの映像は貧弱さを禁じ得ない。がやはり「男の愛はかくあるべきだ」ということを教えてくれる映画として強烈な印象を頭に焼き付けてくれた。しゃれた台詞と「時の過ぎ行くままに」の名曲。カサブランカが舞台になった映画というだけでカサブランカにいろいろな思いを抱くのは私だけではないだろう。
カサブランカの一流ホテルにカサブランカという名のバーがある。映画に出てくる Rick's Bar の雰囲気とはおよそかけ離れたバーだ。バーの中は広くゆったりしており映画に出てくるようなバーの雰囲気はない。置いてあるピアノもグランドピアノ、バーのピアノはアプライトでなければ。期待はしていなかったが少々がっかり、ビールを飲んで引揚げた。
2週間のモロッコの旅はイスラーム文化に驚き、異国情緒を十分に味わう旅だった。今振り返りながら写真の整理をしていると懐かしい光景と雰囲気が思い出され、再び訪れたいという強い願望は消しようがない。
「この項関連写真29枚は次に」
カサブランカ
マラケシュからカサブランカまで約300kmは鉄道で移動。対面6人がけのコンパートメントの車窓には緑豊かな畑が一面に広がり、ところどころで収穫作業なのか30人ぐらいの女性が一列になって腰を曲げている。羊の放牧も見える。のどかだ。平和を感じる。
カサブランカは「白い家」を意味するスペイン語が語源だ。白い大輪のゆりにもカサブランカという名のものがあるがこの地名となにか関係があるのだろうか。
カサブランカは大西洋に面した港町として発展し、交易の基地としての存在意義が高かったがマラケシュやフェズに見られるような歴史的な意義はそれほど高くないようだ。
フランス支配下の時に一気に近代化されたためか新市街はフランス色が濃く、高層建築が立ち並び車があふれる町を見ているとここがモロッコか?と感じる。
カサブランカと聞いて反射的に思い浮かべるのはアメリカ映画「カサブランカ」だ。1940年代はじめにハリウッドで作られた名画だが今DVDの鮮明な画像で観ると全編セット撮影で現地ロケなしの映像は貧弱さを禁じ得ない。がやはり「男の愛はかくあるべきだ」ということを教えてくれる映画として強烈な印象を頭に焼き付けてくれた。しゃれた台詞と「時の過ぎ行くままに」の名曲。カサブランカが舞台になった映画というだけでカサブランカにいろいろな思いを抱くのは私だけではないだろう。
カサブランカの一流ホテルにカサブランカという名のバーがある。映画に出てくる Rick's Bar の雰囲気とはおよそかけ離れたバーだ。バーの中は広くゆったりしており映画に出てくるようなバーの雰囲気はない。置いてあるピアノもグランドピアノ、バーのピアノはアプライトでなければ。期待はしていなかったが少々がっかり、ビールを飲んで引揚げた。
2週間のモロッコの旅はイスラーム文化に驚き、異国情緒を十分に味わう旅だった。今振り返りながら写真の整理をしていると懐かしい光景と雰囲気が思い出され、再び訪れたいという強い願望は消しようがない。
「この項関連写真29枚は次に」
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by terutoshi_mikami
| 2004-08-12 12:46
| モロッコ紀行その11